No22.試験から1ヶ月、また次に進むために

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試験後の気持ち

今週から10月が始まります。税務職員採用試験からまだ1ヶ月もたっていないのに、あの緊張の日々はずっと前のことのように感じられます。今回が最後の受験でしたが、腹痛や回答ミスで1次試験に合格できない可能性があることを、私は自分なりに受け止めているからです。

思い返しても仕方がないと頭では理解していても、家事の合間にふと気持ちが沈むことがあります。10月9日の合格発表の日は、どうか心乱れることなく過ぎてほしいと願っています。

簿記2級への挑戦

9月の試験までは公務員試験の参考書が机の上に置かれていましたが、今は簿記2級の参考書があります。父親が就職に有利になるからと勧め、次男自身も受験を決めました。

3級はちょっと頑張れば1回で合格できる試験ですが、次男は勉強不足で3回受験してやっと合格しました。2級も今回で3回目ですが、私は責める気にはなれません。私自身、2級の試験を10回ほど受けてようやく合格した経験があるからです。

簿記の基礎が理解できていない状態で、丸暗記だけで合格することはほぼ不可能です。特に工業簿記など、全く知らない分野を勉強するのは大変ですし、実生活で活用する機会も少ないでしょう。それでも、自分で行動し、少しずつでも成功体験を積み重ねることが大切だと思っています。次男にはぜひ、この経験を通して自信をつけてほしいと願います。

心療内科の通院経過

腹痛と便意の異常から通い始めた心療内科は、これまでに6回通院することができました。最初は整腸剤を処方されていましたが、今は不安や緊張を和らげ、気分を落ち着かせる薬を服用しています。

途中で薬の量が2倍になった際、発熱やだるさが出て自己判断で中止したところ、主治医に強く叱られました。薬の量は一度元に戻りましたが、今回から再び2倍になっています。本人の表情は無表情で、問いかけても反応が薄いことがあります。薬の影響や副作用によるものかもしれませんが、詳しいことは分かりません。

こうした姿を見ると、仕事をする未来が遠く感じられることもあります。それでも、今できる支えをしっかり行うことで、少しずつ次の一歩につなげられると信じています。

将来への支援と希望

次男には、人との交流を少しずつでも持てるようになってほしいと願っています。これは、私が今一番望むことです。私自身も友人や知り合いが少なく、交流のハードルの高さは理解しています。

そんな中で、厚生労働省の委託事業として全国に設置されている「若者サポートステーション(サポステ)」の存在を知りました。15歳から49歳までの就労に悩む人を対象に、個別相談や就職活動支援、職場・就労体験の斡旋を行ってくれる公的機関です。

まだ具体的なアプローチはしていませんが、こうした制度があることは心強く感じています。状況が落ち着いたら、次男に話をしてみようと思います。

家族としてできること

引きこもり生活が6年以上続いていますが、その間に私たちは何度も落ち込みながらも家族で這い上がってきました。次男はまだ21歳。若さと溢れるエネルギーをうまく活かせていないだけで、少しずつ自分で行動し、成功体験を積み重ねることが大切だと考えています。

私たち親の思いは次男を支えることで一致しており、どんな結果になっても受け入れる心の準備があります。焦らず、急がず、次男が自分の力で歩き出せる日を見守りながら、私たち家族も一緒に考え、行動していきたいと思います。小さな一歩が、将来への大きな道しるべになると信じています。

まずは合格発表、そして簿記2級受験が落ち着いたら、サポステのことも含めて次のステップに進む準備を始めます。これが、今の私たち家族にできる最善の支え方だと信じています。

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